坊ちゃん団子といえば愛媛の松山・道後温泉の名物の銘菓として有名です。
お土産物店にいくとずらりと並ぶ坊ちゃん団子でもわかりますが、実際のところはどんな味なのか気になりますよね。
松山・道後温泉の旅行のお土産にするなら、坊ちゃん団子以外にもタルトとかいろいろあるし悩んでしまします。
そこで今回は、松山・道後温泉の名菓の坊ちゃん団子の味を実際に食べた感想を踏まえてご紹介します。お土産という点でも悩みが減りますよ。
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坊ちゃん団子の味はどんな味?
坊ちゃん団子は見た目は小さな三色団子。しかしその正体は求肥餅をあんこで包んだ団子を3つ並べて串に刺したものです。
坊ちゃん団子の抹茶餡の濃緑、黄身餡or白あんの黄色(白色)、小豆餡の小豆色の3色の団子は色合いもいい感じで味は王道な和菓子という感じです。
和菓子&あんこ好きな私には坊ちゃん団子はおすすめしたい美味しいお菓子ですが、和菓子や餡子の味が苦手な人には場合によっては「まずい」と感じるかもしれません。
では、そんな坊ちゃん団子の味のポイントをご紹介します。
坊ちゃん団子は3種の団子の風味豊かな餡が特徴
坊ちゃん団子はこしあんと求肥餅で作られた団子を串に刺した団子で、一般的な三色団子とは味も 食感も全く違う別物です。
どちらかというと、あんころ餅や伊勢名物の赤福に近いでしょうか。
そして、坊ちゃん団子に欠かせないのが3種類の風味豊かな餡です。
緑が抹茶餡、黄色が白餡(または黄身餡)、茶色が小豆餡と1本の団子で3種類のあんこの味と風味を楽しむことができるのです。さらに、これらの餡を、もちもちとした求肥(生地)が包み込むことで、絶妙な味わいと食感が生まれます。
まさに、坊ちゃん団子は和菓子の美味しさをぎゅっと小さくまとめたお菓子といえますね。すっきりした渋みのある緑茶とともにいただくと最高です。
あんこの上品な甘さと優しい口当たりが魅力
坊ちゃん団子の味の決め手の一つはあんこ。
坊ちゃん団子に使われているあんこは、こしあんでしつこさがなく上品な甘さが特徴です。餡は柔らかく口当たりもなめらかで溶けてしまいます。
老舗有名店では、それぞれに素材や製法にこだわりを持って作られているため、あんこの味にも老舗有名店ごとに違った深みや風味があります。求肥餅ともよく合った、絶妙な味わいが堪能できます。
坊ちゃん団子の味のこだわりを人気老舗有名店ごとに紹介
つぼやの坊ちゃん団子の味のこだわり
つぼやの坊ちゃん団子は、ふわふわ柔らかな食感がたまりません。
餡の甘さは控えめで、あっさりとした味わいながら、口当たりはなめらかです。
風味豊かな素材を生かした上品な味で、和菓子の餡子が苦手な人にもおすすめです。
うつぼ屋の坊ちゃん団子の味のこだわり
うつぼ屋の坊ちゃん団子は求肥餅の食感がもちもちでいわゆる団子に近い風味。
あんこはしっとりめで甘さ控えめです。
亀井製菓の坊ちゃん団子の味のこだわり
亀井製菓の坊ちゃん団子はあんこがたっぷりと入っていてねっとりとしたしっとり感が人気の秘密。
あんこの量が多めで存在感があり、上品な甘さながらこくのある味わいは絶品です。
求肥餅は小ぶりですがもちもちとした食感があり、あんこが主役の坊ちゃん団子といえます。
一六本舗の坊ちゃん団子の味のこだわり
一六本舗の坊ちゃん団子は、上品で高級感のある味わいが特徴です。あんこの味がしっかりとしていて甘味も強め。
餡と求肥がほどよいバランスで、こだわりの黄身餡もこの坊ちゃん団子の魅力的な一面です。
巴堂の坊ちゃん団子の味のこだわり
巴堂の坊ちゃん団子はあんこの味が絶品で、特に小豆あんの風味が豊か。上品で甘さが強めながらもあんこのコクがクセになる味わいです。
もちもち加減や求肥の大きさは控えめですが、あんこが主役を張る一品で、あんこ好きにはたまらない坊ちゃん団子です。
白鷺堂の坊ちゃん団子の味のこだわり
白鷺堂は手作り感たっぷりの坊ちゃん団子が特徴です。
口に入れるとふわふわ柔らかさにうっとりしてしまいます。
餡は甘さ控えめでくどさがなく、餅との絶妙なハーモニーが魅力的で素材本来の味を堪能できる逸品です。
坊ちゃん団子を美味しく食べるコツ
坊ちゃん団子はお茶と一緒に食べるのがおいしい
坊ちゃん団子は、なめらかでありながらもしっかりとした甘いあんこの味わいが魅力の一つ。
お茶のすっきりした渋みは、餡子の甘さをまろやかにして餡子のコクをより美味しく感じさせてくれます。
道後温泉の観光名所である道後温泉本館でも茶菓子として坊ちゃん団子が添えられています。
抹茶と一緒に食べるとさらにお互いの味を引き立てるので最高です。抹茶は自宅だと点てるのに手間がかかるので、煎茶や玉露でもおいしいですね。
また、甘味ひかえめのコーヒーや紅茶とも合いますよ。
坊ちゃん団子は冷やしておいしさアップ
坊ちゃん団子は常温で保存する和菓子ですが、冷やして食べるのもおすすめ。
特に気温が上がる夏の暑い時期には、冷えた坊ちゃん団子はあんこや求肥の風味がシャープになりよりよく感じられます。
ただし、坊ちゃん団子の餡に包まれた求肥餅は長い時間冷やすと固くなってしまうので、冷やす時間はほどほどにしましょう。
坊ちゃん団子の味はどんな味?まとめ
坊ちゃん団子の味はどんな味かと、坊ちゃん団子の味にこだわる人気老舗有名店についてご紹介しました。
坊ちゃん団子は餡子の味が全面にでた和菓子。
坊ちゃん団子の味わいの魅力は、もちもち生地に3種の風味豊かな餡が包まれている点にあります。抹茶餡と白あんや黄身餡、小豆餡、それぞれの餡が織りなす上品な甘さと優しい口当たりが堪能できます。
和菓子や餡子の味が好みであれば、坊ちゃん団子は松山・道後温泉の名菓であり、夏目漱石の小説「坊ちゃん」ゆかりのものなので旅行のお土産にぴったりです。
また、坊ちゃん団子の味わいは老舗店によってさまざまに異なります。いろんな坊ちゃん団子を食べ比べたりしながらお土産物として選ぶのも楽しいですね。
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