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赤福にパクリな類似品がある?御福餅は違いから偽物ではなかった

赤福はJR名古屋駅のお土産ランキング1位 伊勢

伊勢の名物「赤福」に慣れ親しんだ私が、ある日見たものがまさかのパクリ品!?

それは、赤福餅の類似品ともいえるあんころ餅だったのです。

赤福餅の見た目はなめらかなこしあんを伊勢の五十鈴川の流れを表した形だったはず。では、目の前にある「御福餅」「伊賀福」はいったい何物なのでしょうか。

今回は、一見そっくりに見える赤福と御福餅の決定的な違いを、形状、味わい、食感の側面から詳しく解説します。

赤福と御福餅が実は長い歴史と異なる由来を持つ別物だったことに気づくはず。

ひとことでいうなら・・・

赤福餅と御福餅はパクリ・偽物の関係はなし

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赤福のパクリな類似品があるって本当?

伊勢の名物「赤福」のパクリなのかと驚くほど類似したものが「御福餅」と「伊賀福」。

しかし、実際には決して赤福のパクリ品ではなく類似品なだけで、赤福と同じように餡子餅の形をした老舗和菓子なのです。

ここでは、赤福とともに伊勢に訪れたときに出会う可能性が高い「御福餅」に焦点を当てます。

御福餅は創業270年を数える老舗「御福餅本家」が製造する、長い歴史と伝統を持つ銘菓。

江戸時代の伊勢国には、餡子餅を提供する茶店が多数存在していました。赤福と御福餅はその昔ながらの餡子餅の名残りであり、どちらも江戸時代から続く正統な歴史的存在だったのです。

つまり、赤福と御福餅は、思わずパクリか!と思ってしまうほどの類似品であるだけでパクリではありません。

赤福のパクリや偽物と誤解されるのは、発祥の地域と時代が似通っていることで商品も似ていること、赤福の方が圧倒するほど国内の認知度が高いことが原因のようです。

では、赤福と御福餅はちらっと見た目はそっくりなのですが、何か違いはないのでしょうか。

赤福と御福餅には決定的な違いがあった!

赤福と御福餅には決定的な違いがあった!

一見すると赤福と御福餅は「パクリ」「偽物」と間違えられるほど類似していますが、じっくりと見て、実際に食べてみると違いがあることが分かります。

その違いを知れば、赤福と御福餅には「パクリ」「偽物」という関係がないことがわかります。

そこで、赤福と御福餅の違いを、見た目と実際に食べたときの味と食感の点からみていきましょう。

赤福と御福餅の違いを見た目でチェック

赤福と御福餅の違いを見た目でチェック

赤福と御福餅のパッケージの見た目の違い

まずは、見た目で間違いやすいパッケージの外観から赤福と御福餅の違いをチェックしていきましょう。

赤福は淡いピンク色の優雅な包装紙に、伊勢神宮の参道にかかる有名な「宇治橋」の図柄が描かれています。一方の御福餅は鮮やかなビビッドピンクの包装紙で、二見浦の象徴的な景勝地「夫婦岩」がデザインされています。

赤福の水紋は五十鈴川の流れ、御福餅の水紋は海の波のようです。同じ伊勢発祥でもパッケージに描かれた場所が違うということはコンセプトが違いますね。

確かに、赤福本店は伊勢神宮内宮近くの五十鈴川沿いにありますが、御福餅本店は二見浦の夫婦岩近くという、どちらも有名ですが違う観光地です。

赤福と御福餅のあんころ餅の見た目の違い

赤福と御福餅のあんころ餅の見た目の違い

実際に開封してみると、赤福と御福餅はぱっと見た感じはそっくり。

しかし、よくよくじーっと見てみると…

まず、赤福は五十鈴川のせせらぎのイメージで作られた流れるような形状なのに対し、御福餅は二見浦の波打ち際を表した波状の形。

お餅の模様のコンセプトが違うからか、御福餅の方が若干ほりが深いように感じます。

そして、赤福の餡は黒みを帯びた色合いで非常に滑らかで淀みのない質感です。赤福の餡はきめ細やかなこしあんなのが見ためで感じます。

一方の御福餅の餡は赤みがかっており、小豆そのものを強く感じさせる粗めのざらついた質感があります。

さらに、赤福の餅はすべて同じ形に整えられているのに対し、御福餅の餅は一つ一つ手作業で形作られているため、微妙に形状が異ります。

赤福と御福餅の違いを味と食感でチェック

赤福と御福餅の違いを味と食感で勝負

赤福と御福餅は見た目の違いだけでなく、実際に口に入れてみると味と食感の面でも違いがあることに気づきます。

赤福の餡は上品で控えめな風味で、こしあんの滑らかでなめらかな口当たりが美味しくて幸せを感じます。

一方の御福餅の餡は、小豆本来のしっかりとした香りと味わいが楽しめ、赤福より粗めの食感です。

餅の食感も正反対で、赤福はとてもやわらかくて伸びるほどもちもちとした食感なのに対し、御福餅は弾力があり、しっかりとした弾力ある食感で、どちらかというと団子風でしょうか。

重量でも差があり、1個当たりの大きさ(重さ)は御福餅の方が若干大きめ(重め)。つまり御福餅の方がボリュームがあります。

赤福と御福餅の違いを賞味期限でチェック

赤福は賞味期限ではなく消費期限が設定されていてしかも短いことで知られています。

消費期限は製造日の当日を含めて3日間、夏期なら製造日の当日を含めて2日間という短さ。

これだけ賞味期限(消費期限とする)が短いとお土産用に購入するのも何かと気を使います。

一方、御福餅は製造日含めて7日間。

お土産として7日間日持ちするなら十分ともいえます。

赤福と御福餅なら、日持ちの点では御福餅の方が重宝します。

赤福にパクリな類似品がある?まとめ

伊勢名物の赤福と御福餅の違いから「パクリ」「偽物」ではなかったことをお伝えしました。

伊勢名物の赤福に御福餅は驚くほど似ています。

しかし、赤福と御福餅はどちらも江戸時代から続く由緒ある伊勢の老舗和菓子です。見た目はそっくりに見えますが、形状、味わい、食感、コンセプトなど実際には大きな違いがあります。

赤福は上品で滑らかな味わい、御福餅は小豆本来の香り高く粗めの味わいが魅力です。

伊勢に行った際は、ぜひこの2つの銘菓を食べ比べてみてください。一見そっくりですが、味わえばその違いが分かり、新たな魅力を発見できる機会となります。

伊勢観光の楽しみの一つになりますね。

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