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赤福は名古屋でなぜ土産物に?本当はどこの県の名物のお土産なのか?

赤福が昔とはどこが違う?変わってしまった点は? 伊勢

赤福はなめらかなこしあんで柔らかいお餅をつつんだ和菓子でお土産としても大人気。

そんな赤福は、名古屋はもちろん、大阪や京都、三重など関西を中心として、あちこちで見かけることがあります。

でも、この赤福は名古屋ではない超有名な歴史的観光地のお土産だったはずなのですが。

そこで今回は、赤福はどこの県の名物のお土産なのかと、なぜ、赤福は名古屋で販売されているのかについてご紹介します。

ひとことでいうなら・・・

赤福は三重県伊勢の名物です!

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赤福は名古屋でなぜお土産物に?本当はどこの名物?

赤福は伊勢神宮がある三重県伊勢市の老舗和菓子店が作る伝統の名物です。

しかも、赤福は名古屋では、名古屋名物かと勘違いされるほどの知名度があります。

しかし、赤福はなぜ発祥の地である伊勢だけではなく名古屋でも多く販売されており、お土産の売り上げ1位になるほど売れているのでしょうか。

赤福はどこの県の名物でお土産として知られているか?

赤福はどこの県の名物でお土産として知られているか?

 

赤福はどこの名物かというと、三重県伊勢市で伊勢神宮ゆかりの名物、お土産として知られています。

赤福は創業から300年以上の歴史がある三重県伊勢市の老舗和菓子店です。

代表作の「赤福餅」はお餅にこし餡を乗せた和菓子で、お餅は川の小石、餡の三筋は五十鈴川の清流をそれぞれ表現しています。

赤福は「赤心慶福(赤子のように素直な心で自分と他人の幸せを喜ぶ)」という意味が名前の由来となっており、三重県を代表する銘菓として全国的に知られています。

そして、赤福餅のパッケージには、「伊勢名物」の文字と伊勢神宮が。

まさに、赤福は赤福餅の形からも三重県伊勢市の名物で伊勢神宮ゆかりのお土産といえます。

では、赤福は伊勢名物なのに、名古屋の名物と勘違いしたり、そもそもどこの名物かが知られてないということが起きているのでしょうか。

赤福本店のある伊勢と名古屋との位置関係

赤福本店のある伊勢と名古屋との位置関係

近年では、若い世代を中心に「赤福=名古屋の銘菓」と認識されがちになってきました。その背景には、赤福の名古屋での展開が目につきやすいことが大きく影響しています。

伊勢神宮は、江戸時代にはすでに「一生に一度は伊勢神宮詣でを」というように観光客が多く訪れていました。

名古屋駅は、伊勢から東京方面に帰るときの重要な列車の乗り換え拠点です。新幹線にも乗り換えることができることでも重要な駅です。

さらに、名古屋と伊勢の区間の交通手段としてJRよりも近鉄特急を利用する客が多いため、名古屋駅の乗り換え駅としての重要度が格段にあがります。

お土産は旅行の帰りに買う機会が多いもの。

そのため、伊勢から帰る旅行客の乗り換え需要を見込んで名古屋駅では駅やデパートの売り場でお土産として赤福が目立つように陳列されています。

名古屋の名物である「ういろう」とほぼ同じ扱いのようにも見えるほど。

名古屋を訪れた観光客が「名古屋の名物」と勘違いして購入してしまうのも不思議ではありません。

とはいえ、赤福餅の薄ピンク色のパッケージにはでかでかと「伊勢名物」と書いてあるのですが。

赤福はJR名古屋駅のお土産ランキング1位

赤福はJR名古屋駅のお土産ランキング1位

赤福餅がJR名古屋駅の観光客向け土産売り場では、売上No.1を獲得したこともあるほど人気があります。

赤福と名古屋の関係は1964年に名古屋に赤福の直営店を開店したときから続いています。

1964年といえば東海道新幹線の開通や東京オリンピック開催で日本中が盛り上がっていた時期。

名古屋駅やその周辺で、観光客の目につきやすい陳列と積極的な販売が功を奏したのでしょう。観光客に直接アピールできる体制も万全です。

さらに、赤福は名古屋の有名百貨店の和菓子売場に赤福コーナーを設けるなど、名古屋市内での認知度アップに注力してきました。

その結果、名古屋を訪れた観光客が「名古屋の名物」だと思って購入するケースが増えたのです。

そして、赤福は今や全国で知られるようになり、いまや名古屋だけでなく、大阪や京都など関西でのお土産物としても知名度があります。

東京など全国の主要都市でも赤福の出張イベントがあるときには、赤福を買うために行列ができるほどの人気ぶり。

もう、赤福は伊勢土産を超えて名古屋を含む全国の名菓ともいえます。

赤福は名古屋でなぜ土産物に?まとめ

赤福はどこの土産物なのかについての真相とその理由についてご紹介しました。

赤福は疑いなく三重県伊勢市発祥の老舗和菓子店で、赤福餅が有名な伊勢神宮ゆかりのお土産ものです。

では、なぜ名古屋でこれほど親しまれているのでしょうか。

その理由は、名古屋の地の利を最大限活かした販路展開、JR名古屋駅でのお土産需要による圧倒的な人気です。

創業当初は伊勢神宮の近くで参拝客をお迎えしていました。

そして、伊勢への交通の要所である名古屋でのお土産需要の高まりに対応しながら全国展開していくなかで、今や愛知県を代表する銘菓的な存在感を持つに至っています。

このように赤福は、創業の地・伊勢名物は変わりませんが、名古屋でも名物に準ずる扱いになっています。

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