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道後温泉はしょぼいしつまらないしがっかり?楽しみ方で魅力を満喫

道後温泉本館の整理券入手の秘訣 松山

道後温泉と聞いて、古くから続く由緒ある温泉地を想像する人が多いでしょう。

ところが「道後温泉はしょぼい」「設備が古くて汚い」「つまらない」「がっかり」そんな噂を耳にすることが何度もありました。

しかし、実際に足を運んでみると、道後温泉本館などはその”しょぼさ”に惹かれてしまうのが道後温泉の不思議なところ。

一体、道後温泉はどのような温泉地なのでしょうか?

実際に道後温泉と松山を何度も訪れてから見えた、本当の魅力に迫っていきます。

今回は、道後温泉が”しょぼい”と言われる5つの理由から見えること。さらに、その”しょぼさ”を払拭できる穴場スポットや、”しょぼさ”を上手に楽しむ方法も紹介します。

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道後温泉のしょぼいしつまらないのは本当なのか?その真実に迫る

道後温泉には、道後温泉の源泉を使う施設やホテル、旅館がいろいろあります。

でも、道後温泉として思い浮かぶのは、千と千尋の神隠しでも知られる「道後温泉本館」ではないでしょうか。歴史ある建造物なので主要な観光スポットでもあります。

ここでは、道後温泉として「道後温泉本館」について取り上げます。

ちなみに、道後温泉というと、この「道後温泉本館」だけでなく、別館である「飛鳥乃湯泉(あすかの湯)、「椿の湯」の3つの立ち寄り湯と指すこともあります。

では道後温泉の顔として知られる「道後温泉本館」について見ていきましょう。

道後温泉がしょぼいしつまらないと言われる5つの理由

まずは、道後温泉本館が「しょぼいしつまらないからがっかり」と言われる理由を見ていきましょう。

まず、SNSや実際に耳にした道後温泉にがっかりした点をまとめると、

1. 浴場が古く手入れが行き届いていない
2. 温泉の種類が「神の湯」と「霊の湯」の2種類しかない
3. 入浴時間に制限がある
4. 人気ゆえの混雑ぶり
5. 明治期に建てられた古い建物で設備が古めかしい

実際に訪れた道後温泉を思い浮かべると、そう思うかもしれないなぁと感じる点でもあります。

しかし、そんな”しょぼさ”を見逃してはもったいない!

これらのそれぞれの「しょぼいしつまらないからがっかり」を掘り下げます。

道後温泉本館は浴場が古く手入れが行き届いていない

道後温泉本館は浴場が古く手入れが行き届いていない

道後温泉本館は明治期に建てられたものなので建物や設備が古く汚れている部分があります。

また、道後温泉本館は、観光目的で日々多くの人が利用するため、浴場が汚れているのを見かけたことがあるという声もあります。

確かに、温泉を満喫しようとするとついそこに目がいってしまってがっかりすることもあります。

道後温泉本館の風呂の種類が「神の湯」と「霊の湯」しかない

道後温泉本館には「神の湯」と「霊の湯」の2つの浴場しかありません。しかもどちらも内風呂。温泉の種類が少ないので選択肢に恵まれないと不満に思う人もいるようです。

これは私も道後温泉本館に訪れて一番感じたこと。

温泉好きの私としては、道後温泉は源泉かけ流しの温泉なので温泉を満喫できることを楽しみにしていました。

しかし、道後温泉の道後温泉本館と椿の湯は、私にはお湯が熱めなのに、内風呂だけで露天風呂がないのです。結局、温泉には短時間しか浸かれず、がっかりしました。

道後温泉本館は入浴時間に制限がある

道後温泉本館は入浴時間に制限がある

道後温泉本館は、入浴時間に制限があり、滞在時間によって4つのコースに分かれています。

(2024年4月現在は補修工事中のため1コースしかありません)

入浴時間に制限があると、ゆっくりと入浴を楽しめないと感じる人も多いはず。

道後温泉本館は浴室、内装を含めたすべてが歴史的建造物なので、ただ温泉を楽しむだけよりもどうしても時間がかかってしまいます。

また、コースによっては、休憩や浴衣など作法が初めてで分からずにせかされた気分になってしまことも。私もおろおろしてしまった覚えがあります。

とはいえ、道後温泉本館は長い待ち時間が発生するほど大人気なので、時間制限があるのはやむを得ないとは思います。

道後温泉本館は人気ゆえの混雑ぶり

道後温泉本館は道後温泉を代表する観光スポットなので、春の桜や秋の紅葉、春休みや夏休み、冬休みの長期休暇などは特に混雑しています。

また、道後温泉の人気の温泉施設でもあるのでいつも人であふれています。

道後温泉本館の温泉は飛びぬけて広いというわけではないので、混雑するとゆったりと温泉を堪能することができずにストレスを感じてがっかりしてしまうこともあるでしょう。

明治期に建てられた古い建物で設備が古めかしい

明治期に建てられた古い建物で設備が古めかしい

道後温泉本館は、建物自体が古く設備も古めかしい建物です。古い建物にはある種の風情を感じる人もいますが、設備が旧式すぎると不便に思う人も多いのが実情です。

2024年4月現在は補修工事中でもあるので、工事終了後にどのように生まれ変わるのかを楽しみにしたいですね。

このように、道後温泉は古くからの温泉地ならではの課題を抱えているといえます。しかし一方で、その”しょぼさ”が道後ならではの良さとなっている側面もあるのです。

道後温泉の「しょぼさ」に隠れた本当の魅力は?

道後温泉の「しょぼさ」に隠れた本当の魅力は?

道後温泉本館は確かに古く設備も新しくありませんが、それが”しょぼい”わけではありません。むしろ、その古さや趣きこそが魅力なのです。

まず、現役の古浴場で体感できる歴史の重みと懐かしい雰囲気。長年親しまれてきた”なつかしさ”が心に染みわたってきます。

それに、3000年の歴史を誇る日本最古の温泉ですから、その湯質の良さは格別。源泉かけ流しの新鮮な美人の湯は、まさに湯治の聖地にふさわしい逸品です。

道後温泉本館の入浴は制限時間があるものの、コースに応じて短時間からじっくり入浴までできるよう工夫がなされています。

また、道後温泉には、道後温泉本館のほかにも、穴場の外湯として古き良き湯文化に触れられる「椿の湯」や、モダンな「飛鳥乃湯泉」があります。

それぞれに道後温泉本館とは違う魅力があり、混雑を避けてゆったりと入れるスポットとしても人気があります。

そして忘れてならないのが夜の道後温泉本館。

ライトに照らされて暗闇に浮かび上がる夜の道後温泉本館は神々しい趣きで知られ、千と千尋の神隠しにも登場するほどの幻想的な雰囲気を醸し出します。

さらに、道後温泉を訪れたら外せないのが道後商店街、通称道後ハイカラ通りめぐり。

松山の郷土料理である鯛めしを提供する老舗の郷土料理店や、松山名菓の一六タルト、愛媛名産のみかんを中心としたお土産屋さんなどが立ち並んでいます。

古びた歴史ある温泉街を見せつつも興味が惹かれるお店に出会えるので、道後温泉に立ち寄る前後の散策にもってこいです。

ほかにも、道後温泉の歴史を共に歩んだ周辺の神社仏閣、日本に現存する12天守の一つがある松山城、坊ちゃん列車に乗車したりと観光を楽しめるところもあります。

このように、道後温泉には決して”しょぼい”ところはありません。新しさや便利さを求める人には不向きかもしれませんが、歴史と風情を大切にする人には素晴らしい温泉地と言えるでしょう。

道後温泉の”しょぼさ”を払拭できるスポット3選

それでは、道後温泉の”しょぼさ”を払拭できる、散策圏内のおすすめのスポットを4つご紹介しましょう。

1. 道後公園(湯築城跡)
2. 湯神社
3. 子規記念博物館
4. 一六茶寮

道後公園(湯築城跡)

道後温泉の一角に位置する道後公園は、かつての河野氏の居城「湯築城」の城跡を中心に造られた緑豊かな公園です。

公園内には当時の堀跡や土塁、武家屋敷の痕跡が残されており、発掘された出土品も展示されています。城跡は内堀と外堀に囲まれ、かつての雄姿を偲ぶことができます。

道後温泉で使われた奈良時代からの由緒ある日本最古の湯釜もありますよ。

また、小高い丘の上に設けられた展望台からは、松山市街や松山城、瀬戸内海の絶景が望め、四国の山々の美しいシルエットを眺めることができます。桜の名所としても知られています。

湯神社

湯神社は清々しい雰囲気のパワースポット。参拝すれば疲れが吹き飛ぶかも。

湯神社について詳しくはこちらをチェック。
↓ ↓ ↓ ↓
湯神社in道後温泉のご利益や御朱印と駐車場情報!愛媛県松山旅行記

子規記念博物館

正岡子規は明治時代を駆け抜けた松山出身の俳人です。子規記念博物館では、子規の生涯や作品、当時の松山の文化に触れることができます。

この博物館には子規ゆかりの実物資料や書籍が約7万点も収蔵されています。常設展示では子規の軌跡をわかりやすく紹介しているほか、特別展や企画展、様々なイベントも開催されています。

子規は持病に苦しみながらも、夢を諦めることなく新しい目標を立て続けた人物です。展示では映像で子規の生き方を追体験できるコーナーもあります。さらに、漱石と同居した際の部屋の復元展示もあり、文学ファンにはたまりません。

子規に関する豊富な資料が集まるこの博物館では、子規の素顔に触れられるだけでなく、当時の松山の文化にも深く浸ることができます。

料金は大人400円、高校生以下は無料です。

一六茶寮(一六本舗2階)

一六タルトの天ぷらは飲み物が合う

一六茶寮は松山の名菓で知られる一六タルトで有名な一六本舗のカフェです。

一六茶寮をあえて観光スポットとしてご紹介した理由は、珍しい一六タルトの天ぷらが食べられることと、一六茶寮のテーブル席からはなんと道後温泉本館を眺めることができるのです。

道後温泉本館の外観は正面入り口前の広場から眺めることと思います。

しかし、道後温泉本館前にある一六茶寮の2階の高さから見下ろす道後温泉本館もまた趣があって素晴らしいのです。

一六タルトの天ぷらを食べながら道後温泉をゆっくりと眺めるのは、道後温泉の観光のみやげ話にもピッタリですね。

道後温泉のしょぼさを上手に味わう楽しみ方

このように、道後温泉には道後温泉本館以外にも興味惹かれるスポットがあります。道後温泉本館の「しょぼさ」を思い出すことがなければいいのですが。

とはいえ、松山と道後温泉の旅の目的でもある道後温泉本館がしょぼいしつまらないし、という残念な思いはしないで楽しみたいもの。

そこでまずは道後温泉本館への期待というか見方を変えてみます。

道後温泉本館は温泉施設ではないとする

道後温泉のしょぼさを上手に味わう楽しみ方

温泉に期待して立ち寄り湯に行ったときは、温泉の泉質だけでなく、露天風呂などの風呂の種類や外観、内装など、今の自分の価値観で判断してしまいます。

同じように考えると、道後温泉本館はきれいで素晴らしい温泉とはなり難いですよね。

そこで、道後温泉本館のとらえ方を変えてみます。

実は、道後温泉本館は、温泉の立ち寄り湯ではなく、夏目漱石が生きた明治時代の温泉の体験施設だった、とするのです。

すると、道後温泉本館のとらえ方が変わることで求めるものが変わり、道後温泉本館のしょぼさやがっかりといった気持ちが違ってくるかもしれません。

私の体験ですが、以前、復元された昔の竪穴住居の中に入る機会がありました。

そのとき、ガイドさんに「当時の有力者が寝ていた場所です」と紹介された寝所?は、盛った土を平らに押し固めた上にゴザが敷かれていただけ。

現代の布団でぬくぬくと寝ている私には、この寝床に快適さを感じられません。

でも、歴史的な住居とその当時の生活を実体験してちょっと垣間見るというのは、わくわくしてとても貴重な体験でした。

もし、道後温泉本館にがっかりしたのであれば、私のように見方を変えてもう一度道後温泉本館でのひとときを体験してみてください。

きっと、それまで見えなかった道後温泉本館の魅力が目に入ってくるでしょう。

また、ライトアップされた夜の道後温泉本館は、まるで千と千尋の神隠しから飛び出してきたかのよう。幻想的な雰囲気に酔いしれるのもまたおすすめです。

道後温泉本館ではなく外湯で温泉を満喫する

道後温泉本館ではなく外湯で温泉を満喫する

道後温泉本館は明治時代の重要文化財で千と千尋の神隠しのモデルなど大注目の観光スポット。

だから、観光のオンシーズンはとても混雑します。

大混雑する温泉では、どうしてもお湯や浴室が汚れやすくなり、またゆっくりと温泉につかって癒しを満喫することはできません。

そんなときは、道後温泉本館にこだわらずに道後温泉の外湯を利用するのがおすすめ。

道後温泉には公共の入浴施設の「椿の湯」と「飛鳥乃湯泉(あすかの湯)」があります。

椿の湯は本館に次ぐ古い歴史を持ち、浴室も道後温泉の雰囲気をそのまま味わえる落ち着いた雰囲気の温泉です。
道後温泉のいわゆる銭湯なので、地元の人々が利用する温泉で比較的すいています。

一方の飛鳥乃湯泉(あすかの湯)は、2017年にオープンした新しい外湯で、豪華絢爛な和モダンな造りが印象的です。
内風呂だけでなく露天風呂もあり、休憩所や特別浴室も用意されています。

もちろん、入浴だけでも利用できるので受付時に好みのプランを選びましょう。

「椿の湯」と「飛鳥乃湯泉(あすかの湯)」は、どちらも道後温泉本館と同じ道後温泉の源泉かけ流しの温泉を満喫することができます。

他にも、道後温泉の町に点在する旅館やホテルなどには、日帰りでも利用できる知る人ぞ知る隠れ家的な温泉もあります。

道後温泉本館は空いているときを狙う

道後温泉本館は空いているときを狙う

道後温泉本館はいつでも大混雑している印象があります。

事実、そのとおりなのですが、混雑しているときは道後温泉本館でのひとときを十分楽しむことは難しくなります。

そうなると、がっかりしたりつまらないなど、いい印象を持ちにくもの。

だから、道後温泉本館にこだわるなら空いているときを狙います。

土日祝日、連休、ゴールデンウィーク春休み、夏休み、冬休みなどの長期休暇は一日中混みます。

観光シーズンではない閑散期を狙いましょう。

また、時間帯なら、早朝は以外と混雑します。夕食の時間帯なら多少は混雑が緩和するのでおすすめです。

道後温泉はしょぼいしつまらないしがっかり?まとめ

道後温泉は「しょぼいしつまらない」から「魅力ある」へ。

道後温泉は古く由緒ある温泉地ですが、その「しょぼさ」が気になる人も多いようです。しかし、その「しょぼさ」こそが道後の魅力なのです。

古びた建物や設備の古さは情緒を感じさせ、混雑や制限時間は人々の賑わいを体験できる良さがあります。

さらに穴場の外湯を開拓したり、夜の神聖な雰囲気に酔いしれたりと、「しょぼさ」を上手く味わえば、隠れた魅力が見えてきます。

道後温泉本館を含めた道後温泉をうまく楽しむことで、心残る観光になるといいですね。

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